アトレチコ・マドリードが敵地で昨季王者のリバプールを下して8強に駒を進めた。その立役者はスロベニア代表GKオブラク(27)。マン・オブ・ザ・マッチに選出された。

強力なリバプールの攻撃陣にシュートを計35本も浴びた。公式記録によれば、2失点を許したものの、11本のセーブを記録。前半14分にはチェンバレンの強烈な右足シュートを右手でセーブし、同39分にはフィルミノの至近距離のシュートを落ち着いて防いでみせた。

シメオネ監督は「間違いなく、オブラクは世界最高のGK」と称賛。欧州サッカー連盟(UEFA)のテクニカルオブザーバーを務めたイングランド代表サウスゲート監督も「GKがいくつもの重要なセーブをした。プレッシャーの中ですばらしいプレーをみせた」と評価した。

その一方でリバプールのGKアドリアンは延長前半7分にキックミスから失点。クロップ監督も「そこで流れが変わった」と話していたという。負傷離脱したブラジル代表GKアリソンの代役のミスが致命傷になり、逆転負けを喫した。