スペイン2部ウエスカに所属する岡崎慎司(33)は、現役の最後をJリーグで終えたい考えを持っていることを、12日組のスペイン紙アスのインタビューで答えた。

今季からスペインでプレーし、ここまでリーグ戦26試合8得点を記録している。現状について「スペインリーグでプレーできてとても幸せだけど、ここまで決めている8得点よりも、もっと多くのゴールを決めたいし、1部リーグに昇格できるようにウエスカに貢献したい」と話した。チームは現在、首位カディスと勝ち点差6差の4位。念願の1部昇格に目を向けている。

7ゴールが取り消しとなったVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)について「いくつかゴールが取り消されたことには納得している。だが10~15秒前のプレーで取り消されたものもあった。そのような判定を理解するのが難しい時もある。でも全ての選手が今後、それに適応しなければならない」と理解を示した。

直近の4試合で4得点と絶好調を維持している。以前との違いについては「何も変わっていない。でもゴールを決めた時は、より自信を持つことができるものだし、いくつかゴールを決めて僕は自信と流れを維持することができている」と明かした。

現在は33歳とベテランの域に達している。残りの現役生活について「そのことを考えていない。僕にはまだ何年もサッカーをする時間がある」とまだまだ意欲は落ちていない。Jリーグでキャリアを終えたいかの質問には「うん、そうしたいね」と、将来はJリーグへの復帰も視野に入れていることを話した。

今季の目標については「ウスカで1部リーグに昇格し、残りのシーズンで多くのゴールを決めたい」とコメント。1部に昇格すれば来季、サンティアゴ・ベルナベウ(レアル・マドリード)やカンプ・ノウ(バルセロナ)でプレーできることになる。「すでに何人かの日本のファンにそのことを言われたよ。とても素晴らしいことだろうね」と目を輝かせた。(高橋智行通信員)