ドイツ政府と各州は4月30日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中断しているブンデスリーガの再開可否についての判断を5月6日に先送りした。

リーグは最短で5月9日に無観客試合での開催準備を進めていたが、シーズンの再開は5月中旬以降にずれ込む見通しとなった。

欧州では政府の方針に従ってオランダ、フランスでリーグの打ち切りが正式に決まっているが、ブンデスリーガは6月末までのシーズン完遂を目指し、無観客試合による再開に向けた綿密な計画を進めていた。

4月30日には1部と2部の全選手を対象にウイルス検査を実施。万全の準備を整え、政府と各州の認可を待っていたが、ゴーサインは出なかった。

メルケル首相は「私たちは規律を保ち、健康のガイドラインを守ることが絶対に必要」と述べ、リーグ側は「再開に向け、引き続き準備する」との声明を発表した。

1部リーグはブレーメンにFW大迫勇也、フランクフルトにMF長谷部誠、MF鎌田大地が所属。2部リーグではFW宮市亮がザンクトパウリ、FW原口元気がハノーバー、MF遠藤航がシュツットガルトでプレーしている。