中国代表は11日、上海でトレーニングを開始し、国外出身の3選手が初めてそろって参加した。

ロイター通信によれば、ブラジル出身のFWエウケソン(30=広州恒大)とFWアロイージオ(31=広州恒大)、イングランドの年代別代表経験がある元アーセナルMFイェナリス(26=北京国安)の3人が練習に参加したという。

エウケソンは中国にルーツを持たない初の国籍取得選手となったが、昨年9月のW杯カタール大会アジア2次予選のモルディブ戦で中国代表としてデビューし、いきなり2得点を挙げた。

アロイージオはブラジルのサンパウロなどでプレーしていたが、14年から中国リーグに所属。今回が初の選出となった。

イェナリスは中国人の母親がおり、昨年6月の親善試合フィリピン戦で中国代表デビュー。国際Aマッチ通算5試合に出場している。

代表チームはマルチェロ・リッピ監督の辞任を受け、今年1月から李鉄監督が指揮。2022年W杯カタール大会出場を目指している。