トットナムがベティスのポルトガル代表MFウィリアム・カルバーリョ(28)の獲得を目指しているとスペイン紙アスが13日に報じている。

ベティスは今夏、新たな選手を補強するための資金を必要としているため、メンバーの中で高給取りのひとりであるカルバーリョの売却を決定しているという。これまでレスター、ワトフォード、ウルバーハンプトン、モナコ、インテルミラノというチームが移籍先の候補に挙がっていたが、そこにトットナムも加わることになった。

トットナムがカルバーリョの獲得を目指す理由は、ジョゼ・モウリーニョ監督が来季に向け、パワーと豊富な運動量を兼ね備えたMFを探しており、同じポルトガル出身で、そのプレーをよく知るカルバーリョに白羽の矢をたてた。

ベティスは2018年夏に1600万ユーロ(約18億4000万円)プラス出来高ボーナス400万ユーロ(約4億6000万円)を支払い、カルバーリョの権利の75%を獲得した。しかし、昨季は3バックのひとつ前でプレーするポジションにうまくフィットできず、今季も椎間板ヘルニアの手術を受けたことで何カ月もピッチを離れる期間があった。

そして現在、ルビ監督はエドガルやアレニャー、グアルダード、ホアキンといった選手たちをカルバーリョよりも好んで起用していることもあり、ベティスが放出を決断したとのこと。最低でも投資した2000万ユーロ(約23億円)を回収したいと考えていると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)