新型コロナウイルスの影響で3月半ばから中断されているスペインリーグが29日、6月11日から再開すること決まった。

フランスリーグは打ち切りになったものの、すでに再開しているブンデスリーガ、来月から始まるセリエAとプレミアリーグを含めて欧州5大リーグ全ての方向性が決定。4つの世界最高峰リーグが再スタートへ向けて本格的に動き出した。

スペイン政府はスポーツ上級審議会を通じて、6月11日の再開を正式に発表した。残り11節の日程について、ラ・リーガ(スペインリーグ)、スペインサッカー連盟などが合意。リーグ戦が再開となる11日のカードはセビリア-ベティスの1試合。残り9試合は同13、14日の週末に行われる。マジョルカMF久保は古巣バルセロナと対戦となる。また、来季は9月12日から開幕する予定であることも明かされた。

すでにブンデスリーガは再開から2週間が経過した。無観客や試合前の選手整列なしなど、新型コロナウイルスの予防対策を実施。再開前に2部ドレスデンで感染者が出たため3試合が延期されたが、その他の試合は大きな問題もなく予定通り開催されている。

プレミアリーグは6月17日、セリエAは同20日からリーグ戦を再開する方向で決まった。今後、選手やクラブ関係者に感染者が出た場合、試合が延期されるなど、すべての試合が開催されるかは不透明な状況が続く。だが、中断から約3カ月、世界中の多くのファンを魅了するスペインを含む3つのリーグが戻ってくる。