新型コロナウイルスの感染拡大による中断から11日に再開したスペインリーグ。日本代表MF久保建英(19)が所属するマジョルカは再開後の初戦でバルセロナと対戦し、0-4で敗れた。久保は右サイドでフル出場した。

久保は前半22分、右サイドからドリブルで切り込み、DFをかわしながら左足でシュート。これはGKテアシュテーゲンの好守に阻まれた。

続く前半31分、ふたたび得点機を迎える。ゴール正面約20メートルの位置からFK。低い弾道で鋭い無回転シュートを放ったが、GKの正面を突いた。前半で枠内シュートが3本と、チャンスを作った。

チームは前半2分、37分と得点を許し、0-2で後半へ。30分には左サイドから自らドリブルでペナルティーエリア内まで持ち込んでシュートも、DFに阻まれた。試合途中からは左よりに位置を変えながらプレー。終盤も果敢にゴール前で仕掛けるなど、バルセロナに主導権を握られた中で攻撃のスイッチ役も担った。

チームはFWメッシに得点を許すなど後半にも2点を失った。試合前日にはインタビューでは「何が何でも勝たなければいけない。首位チームに対して絶対に集中を欠いてはダメ。彼らがそうかは分からないが、僕たちは間違いなくそうなるつもり」と話すなど、高い集中力を持って臨んでいた。スペインメディアからも注目を集めた1戦だったが、悔しい結果となった。