MF久保建英(19)は11試合連続で先発出場を果たし、勝利を確定させるチームの2点目を後半39分に記録した。久保について、スペイン紙は最高評価を与えた。

スペイン紙アスは86分間プレーした久保について最高の3点を与えた。この試合で最高点がつけられた選手は他に、守備の要としてレバンテの攻撃をはじき返したDFバリエントのみだった。DFポソ、先制点のMFクチョ・エルナンデスが2点で続いている。

アス紙は「クチョとタケ・クボがレバンテに麻酔をかけ、マジョルカを活気づけた」と題し、「マジョルカが2-0で勝利して1部残留の夢を見ており、同様に残留を目標にするアラベスにプレッシャーをかけた。勝ち点差がわずか3になった」と伝えている。

スペイン紙マルカは久保に2点(最高3点)をつけた。先制点を決めたFWクチョ・エルナンデスに久保と同じ2点、DFバリエントにチーム唯一の最高評価の3点を与えている。

またマルカ紙は久保について、「マジョルカを平穏にする決定的な2-0のゴールを決めた」と重要な得点を奪ったことを強調した。

久保は今シーズンここまで、リーグ戦32試合(先発21試合)、2102分間出場し、4得点4アシストを記録している。

マジョルカのリーグ戦通算成績は、35試合9勝5分け21敗の勝ち点32。順位は降格圏内の18位のままだが、首位レアル・マドリードと今節、アウェーで対戦する5連敗中の17位アラベスとの勝ち点差を暫定ながら3に詰めている。

マジョルカは次節、中2日で12日にスペイン1部リーグ第36節で4位セビリアとアウェーで対戦する。リーグ戦も残り3節に迫る中、チャンピオンズリーグ出場圏内をキープする非常に難しい相手との対戦になる。1部残留を成し遂げるために連勝する必要がある。(高橋智行通信員)