元ドイツ代表でワールドカップ(W杯)ブラジル大会優勝メンバーのMFアンドレ・シュルレが17日、29歳での引退を表明した。AP通信が伝えた。

ドイツ誌「シュピーゲル」に「これ以上拍手は必要ない」と語った。

ドルトムントからスパルタク・モスクワに期限付き移籍していたシュルレは、21年まで契約が残っていたが、15日に契約を解除することで合意していた。これに際し、「振り返ってみると波のある時期でしたが、スポーツ面でも特に個人的なレベルでも価値のある経験が得られました。ドルトムントに感謝するとともに、クラブと素晴らしいファンの将来の幸運を祈ります」とコメントしていた。

シュルレはマインツ、レーバークーゼン、チェルシー、ウォルフスブルクなどでプレー。代表では57試合に出場し22得点。W杯ブラジル大会では準決勝のブラジル戦で2得点を挙げ、決勝のアルゼンチン戦ではマリオ・ゲッツェの決勝ゴールをアシストして優勝に貢献した。