アトレティコ・マドリードはシーズン中、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外で苦しむ時もあったが、リーグ戦再開後の11試合で優勝したレアル・マドリードに次ぐ2番目に優れた成績を収め、最終的に今季のスペイン1部リーグで3位の座を確保した。

そんな中、スペイン紙マルカが今季のリーグ戦のAマドリードに関するさまざまなファン投票をウェブサイト上で実施し、その結果を24日に伝えている。

今季のリーグ戦のチームMVPに関しては、オブラクが得票率70%でトップとなった。続いてマルコス・ジョレンテが9%で2位、フェリペが8%で3位(全投票約4900人)。

オブラクはリーグ戦全38試合に出場し27失点。1試合平均0.71失点で、サモラ賞(最少失点率GK賞)ランキングで、クルトワ(Rマドリード)に次ぐ2位だった。マルコス・ジョレンテはシーズン終盤よりFWで起用される機会が何度もあり、新たな才能を開花している。フェリペは序盤、出場機会に恵まれず、終盤はけがに苦しんだが、守備の要のひとりになっていた。

今季入団した選手の中で、リーグ戦のパフォーマンスが最も素晴らしかった選手については、フェリペが得票率55%で1位。マルコス・ジョレンテが32%で2位、ロディが8%で3位となっている(全投票約4700人)。

今季のリーグ戦最高のDFは、フェリペが得票率82%で圧倒的な1位だった。続いてヒメネスが9%で2位、サビッチが4%で3位(全投票約4700人)。

今季のリーグ戦最高のMFは、コケが得票率41%で1位。続いてマルコス・ジョレンテが29%で2位、トーマスが20%で3位である(全投票約4600人)。チームのリーグ戦アシストランキングは、コレアが6アシストで1位。続いてコケが5アシストで2位、トリッピアーとディエゴコスタが4アシストで3位。

今季のリーグ戦最高のFWについては、モラタが得票率70%で1位。そしてコレアが17%で2位、ディエゴコスタが6%で3位となっている。チームのリーグ戦得点ランキングは、モラタが12得点でトップ。続いてサウール、ジョアン・フェリックスが6得点で2位、コレア、ディエゴコスタが5得点で3位となっている。

今季最も目立った下部組織の選手では、マヌ・サンチェスが得票率77%で1位。リケルメが15%で2位、カメージョが4%で3位(全投票約4400人)。

今季のAマドリードのリーグ戦の5段階評価については、5点が5%、4点が52%、3点が31%、2点が11%、1点が1%となっており、ファンは再び欧州CL出場権を獲得したことを高く評価している(全投票約4500人)。

昨季の王者リバプールを3月に倒したAマドリードはこの後、来月再開する欧州CLで初優勝目指し、8月13日にリスボン(ポルトガル)で開催される準々決勝でライプチヒ(ドイツ)と対戦する。

(高橋智行通信員)