今季、期限付き移籍でバイエルン・ミュンヘンに所属したブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(28)について、来季のバルセロナ復帰の可能性がゼロではないことを、スペイン紙スポルト電子版が28日に報じている。

コウチーニョの来季の去就が不透明である中、同紙によると、確実なのは買い取りオプションを行使しないため、Bミュンヘンでプレーする可能性がないということ。そのためバルセロナはずっと、コウチーニョの移籍先を探し続けている。

そうした中、コウチーニョの代理人キア・ジューラブシャン氏が、コウチーニョにとってプレミアリーグ行きが第1希望である一方、バルセロナ復帰という可能性も捨て切れないことを明かしている。「今季のチャンピオンズリーグ(CL)が終了するまで、コウチーニョのような選手たちの将来を具体化するのは難しいと思う」と語り、結論が出るのがどんなに早くとも8月8日の欧州CLバルセロナ-ナポリ戦後になるという見解を示した。

そして「(欧州CLの)チェルシー戦で大会の次ラウンドに進み、その後さらにバルセロナと対戦する可能性がある」とBミュンヘンが勝ち進んだ場合、コウチーニョはバルセロナとの対決を迎えることになることを付け加えた。

コウチーニョの来季に向けた希望については「もし可能性があるなら、コウチーニョがプレミアリーグに戻りたいのは全く秘密なことではない。彼はプレミアリーグでプレーするのは大好きだし、彼はプレミアリーグで愛されていると思う。それが彼の優先事項の1つだよ」と明かしている。

一方「彼はバルセロナにとどまることにも反対してはいない。全てが非常にオープンなんだ。大成功を収めてきた選手なので、彼に興味を持つチームは存在する」と1年ぶりにバルセロナへ復帰する可能性があることも示唆した。(高橋智行通信員)