マンチェスターCが、セビリアで今季大ブレイクしたブラジル人DFジエゴ・カルロス(27)の獲得を狙っていると、29日にスペイン紙アスが報じた。ジエゴ・カルロスはナント(フランス)から昨夏入団した時はほぼ無名の存在だったが、ロペテギ監督の下、わずか1年で欧州のビッグクラブに狙われるセンターバックに成長した。

そんな中、潤沢な資金力を備えたマンCは、17年に6500万ユーロ(約78億円)で獲得したDFアイメリク・ラポルテを補完できる堅実なセンターバックとしてジエゴ・カルロスに白羽の矢を立てたという。

一方、セビリアは契約が24年6月30日まで残り、契約解除金を7500万ユーロ(約90億円)に設定しているジエゴ・カルロスについて、6000万ユーロ(約72億円)以上でなければ放出するつもりはないとのこと。そのためアス紙は移籍金が6000万~7500万ユーロ(約72億~90億円)になると予想している。

この金額は新型コロナウイルスの感染拡大以前は、選手のパフォーマンスを考えるとそこまで高値ではなかったが、すべてのクラブが財政面でコロナの影響を大きく受けている現在は、非常に高価なものになっているといえる。

マンCのほか、バイエルンも興味を持っているが、そこまでの金額を支払うことはないとみられる。またリバプールも獲得を狙っているという。(高橋智行通信員)