来季の去就が注目されている日本代表MF久保建英(19)がマジョルカでの長いシーズンを終え、スペインから日本に戻る移動の最中、フランス誌フランス・フットボールのインタビューに答えた模様が30日に伝えられている。

マジョルカで過ごした時間については「クラブは僕を選手として、また人間として成長させてくれた。良い瞬間や悪い瞬間を共有した素晴らしい友人たちがいますし、マジョルカ島の人々の愛情をいつも感じていた。さまざまな意味で忘れられないシーズンだった」と振り返った。

将来については「僕の夢は常にベストプレーヤーの1人になることであり、それを達成するために努力し続けている。僕の目標はレアル・マドリードでプレーすることだとずっと言ってきた。そのため仕事に励んでいるし、今後何が起こるか分からないけど、ベストを尽くしている。世界最高のリーグの1つでサッカーができることが本当に好きなんだ。それを見て感じ取れるよね?(笑)」と答えている。

自身のプレースタイルについては「ライン間や人が多い中盤でボールを受け、その後で相手に立ち向かい、決定的な役割を果たすのが好きなんだ。僕のドリブルテクニックは今までサッカーをしてきて学んだことの全てであるし、僕は先が長いので改善の余地がたくさんある。それは良いことだよ。小さい頃は朝8時から日が暮れるまでずっとサッカーをやっていた。飽きることなどなかったよ。サッカーは僕の情熱だったし、小さい頃から僕の人生の大部分を占めていた。より良くなることだけを目指してサッカーをやっている」と説明した。

控えめな性格だという評判については「でもピッチでは全く控えめではないよ。選手はピッチで自分を表現する必要があるからね。ピッチで控えめだったら、より大きく成長することはできない」と返答している。

久保については現在、オサスナ、グラナダ、ベティス、レアル・ソシエダード、そしてアヤックスやラツィオなど、さまざまなクラブが来季の期限付き移籍の候補として挙がっている。(高橋智行通信員)