久保建英、フランシス・コクラン、ダニ・パレホを立て続けに獲得しているビリャレアルだが、今夏の移籍市場での選手補強は止まるところを知らない。フルハムからこの1年、期限付き移籍でプレーしたカメルーン代表MFザンボ・アンギサ(24)を獲得する可能性が残されていると、スペイン紙アス電子版が13日に報じている。

同紙はその理由として、ビリャレアルのフェルナンド・ロッチ・ネゲロレスGMが12日、ラジオ番組のインタビューで、具体的な方法を説明してはいないものの、まだ獲得の選択肢があると語ったことを挙げている。

ビリャレアルはこの1年のアンギサのパフォーマンスを高く評価したため、今夏に引き留めることを検討していた。しかし期限付き移籍の際の契約に含まれていた買い取りオプション代が2500万ユーロ(約31億1250万円)と非常に高額だったため、一度断念している。

そのため、再び獲得するための唯一のオプションは期限付き移籍とのことであり、ビリャレアルはすでにその旨をフルハムに話しているとアス紙は伝えている。しかし、フルハムがアンギサを新シーズンのメンバーに加えず、さらに他クラブから素晴らしいオファーが届かないことが条件になってくるだろう。(高橋智行通信員)