スペイン2部サラゴサがMF香川真司(31)との契約解消に向けて交渉していると、スペイン紙アスが30日に報じた。

香川は来年6月30日まで契約が残っているが、同紙によると、クラブはスペイン外のクラブからオファーが殺到している香川に対して、約45万ユーロ(約5625万円)という高額な年俸を考慮し、契約解除がベストの選択だという決定を下したとのことだ。

昨夏にドルトムントから2年契約でサラゴサに入団。第2節ポンフェラディナ戦で初得点を記録し、序盤は素晴らしいパフォーマンスを見せたものの、徐々に調子を落としていった。その後、新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)後に再開したリーグ戦で再びパフォーマンスを向上させ、エルチェとの1部昇格プレーオフ準決勝の2試合ではチームのベストプレーヤーのひとりとなった。しかしチームは勝ち抜くことができず、新シーズンも2部にとどまることが決定している。

昨季はプレーオフを含みリーグ戦33試合、1906分間出場し、4得点1アシストを記録した。

(高橋智行通信員)