イタリア・セリエAサンプドリア所属の日本代表DF吉田麻也(32)が新シーズンに向け、中盤で本格テストされていると6日、地元メディア「サンプニュース」が報じた。

5日に開催された3部アレッサンドリアとのプレシーズンマッチ(2-2)で後半17分からMFカペッツィと並び、中央でMFとしてプレー。クラウディオ・ラニエリ監督(69)が20-21年シーズンに備えた新オプションとして試しているとされる。

同メディアは「吉田はカペッティの隣で中盤として前半からピッチに立つ選手たちに息を吹き込んだ」と一定の評価を出した。

プロ入り後は日本代表も含め、ほぼ一貫して最終ラインの中央、センターバックでプレー。前所属のサウサンプトンではサイドバックでプレーしたこともあるが、中盤での起用となると、VVVフェンロ時代にわずかにあった程度。ただ、ユース時代は大型ボランチとして活躍していた。

9月20日のセリエA開幕初戦でユベントスと対戦する前に、あと2試合のプレシーズンマッチが予定。さらに吉田のMF起用のテストが続けば、新シーズンでも中盤で出場する可能性が出てきそうだ。