レアル・マドリードが8日(日本時間9日)、バレンシアにアウェーで大敗した。PKを3度取られ、1-4の敗戦を喫した試合後、ジネディーヌ・ジダン監督(48)は「我々は最初の30分間をいい形でスタートしたが、先制した後に調子を落とし、流れが変わってしまった。3度のPK、オウンゴールと我々にあらゆることが起こったよ。今日のゲームを理解するのは難しい」と振り返った。

審判に不利な判定をされたかを問われると「私は審判については話さない。なぜなら彼らが判定を下す人たちだからね」と答えた。

選手起用については「彼らは全員がマドリーの選手であり、そのために私はあの11人を選んだんだ」と返答。失点を重ねている脆弱(ぜいじゃく)な守備についても「言い訳はない。我々は先制した後に調子を落としたし、今日はあらゆるものが重なってしまった。守備が以前と違うのは間違いない」と述べるにとどまった。

「戦術的にバレンシアが我々を上回っていたとは思わない」とした上で「しかし最大の責任は私にある。なぜなら私が解決法を探す必要があるからね」と、最後は敗北を認めていた。(高橋智行通信員)