スペイン紙マルカは16日、今季ここまでの欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランス)の成績を振り返り、ラ・リーガ(スペインリーグ)が最もスペクタクルなプレーを欠き、攻撃面が深刻な状況に置かれていると指摘した。

スペインリーグ今季ここまでの1試合平均得点は2.41得点(83試合200得点)。これはここ10シーズンで最低の数字というだけでなく、今季の欧州5大リーグの中でもワーストとなっている。

欧州5大リーグに属するクラブで1試合平均の得点数が最も多いチームはバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)で3.9得点(7試合27得点)。一方、スペイン勢トップはアトレチコ・マドリードで2.4得点(7試合17得点)。

欧州5大リーグの1試合平均のシュート数が多いチームに目を向けると、リヨン(フランス)が18本(10試合180本)でトップ。スペイン勢ではレアル・マドリードが14本(8試合113本)で最も多い。

欧州5大リーグで1試合平均の枠内シュート数が最も多いチームはバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)で7.6本(7試合53本)。スペインではバルセロナが6.0本(7試合42本)で最多である。(高橋智行通信員)

<欧州5大リーグの1試合平均得点>

1=セリエA(イタリア) 3.41得点(69試合235得点)

2=ブンデスリーガ(ドイツ) 3.21得点(63試合202得点)

3=プレミアリーグ(イングランド) 3.14得点(78試合245得点)

4=リーグアン(フランス) 2.82得点(98試合276得点)

5=ラ・リーガ(スペイン) 2.41得点(83試合200得点)

<欧州5大リーグの1試合平均最多得点チーム>

1=バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 3.9得点(7試合27得点)

2=パリ・サンジェルマン(フランス) 2.6得点(10試合26得点)

2=アタランタ(イタリア) 2.6得点(7試合18得点)

2=サッスオーロ(イタリア) 2.6得点(7試合18得点)

2=アストン・ヴィラ(イングランド) 2.6得点(7試合18得点)

6=チェルシー(イングランド) 2.5得点(8試合20得点)

<欧州5大リーグの1試合平均最多シュート数>

1=リヨン(フランス) 18本(10試合180本)

2=ライプチヒ(ドイツ) 17.7本(7試合124本)

3=ACミラン(イタリア) 17.1本(7試合120本)

4=インテルミラノ(イタリア) 16.9本(7試合118本)

5=パリ・サンジェルマン(フランス) 16.7本(10試合167本)

<欧州5大リーグの1試合平均最多枠内シュート数チーム>

1=バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 7.6本(7試合53本)

2=パリ・サンジェルマン(フランス) 6.7本(10試合67本)

3=ドルトムント(ドイツ) 6.3本(7試合44本)

4=リバプール(イングランド) 6.1本(8試合49本)

5=トットナム(イングランド) 6.0本(8試合48本)

5=チェルシー(イングランド) 6.0本(8試合48本)

5=バルセロナ(スペイン) 6.0本(7試合42本)