セビリアが今冬の移籍市場でレアル・マドリードに所属するスペイン人MFイスコ(28)の獲得に興味を持っていると、スペイン紙アス電子版が27日に報じている。

イスコは先日、出場機会を求めて他クラブに移籍する意思をクラブに伝えたと報じられていた。それを受け、さまざまなクラブが興味を持つ中、同紙はスペインのテレビ局ラ・セスタの情報を引用し、セビリアが新たに期限付き移籍での獲得に向けて動きだし、すでにイスコの父親と代理人に探りを入れていると報じている。

セビリアの監督は過去、世代別を含むスペイン代表やRマドリードでイスコを指導してきたジュレン・ロペテギが務めており、旧知の仲である。

しかし、イスコがセビリアに行く場合、経済面が障害になるとのこと。イスコはRマドリードで受け取る給与の値下げを望んでおらず、セビリアにはその金額を支払うことができないという。

セビリアのほか、ユベントスやロペテギ同様かつてイスコをRマドリードで指導したカルロ・アンチェロッティが監督を務めるエバートンがイスコの移籍先の有力候補に挙がっている。

Rマドリードで8シーズン目を過ごすイスコは今季公式戦7試合、わずか285分間出場したのみ。これはメンバーの中で17番目の出場時間である。欧州チャンピオンズリーグでまだプレーしておらず、先発出場はバリャドリード、カディス、バレンシアのリーグ戦3試合のみでフル出場は1度もなく、出番を大きく失っている。(高橋智行通信員)