フランス国内では現在、パリ・サンジェルマンがトーマス・トゥヘル監督を解任し、マウリシオ・ポチェッティーノ氏(48)が新監督に就任することが決定的だと伝えられているが、さらにポチェッティーノ氏がバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの来夏獲得を望んでいると、スペイン紙スポルト電子版が26日に報じている。

同紙はフランス紙ル・パリジャンの情報を引用し、ポチェッティーノ氏が新監督就任にあたり、すでにパリ・サンジェルマンに来夏のメッシ獲得を要請した可能性があること、そしてパリ・サンジェルマンがネイマールとメッシが攻撃陣を形成することを夢見ていると伝えた。さらにネイマールの存在が、来年6月30日でバルセロナとの契約が切れるメッシとの契約交渉に有利に働く可能性があるとみている。

また、ポチェッティーノ氏がメッシと同じニューウェルズ・オールドボーイズ出身であることも、メッシ説得の好材料になると考えられている。実際にポチェッティーノ氏は今年3月、「いつの日かあのクラブ(同じニューウェルズ・オールドボーイズ)に戻れることを願っている。まだその時期を待っているとことだ。ベストは10年後にメッシと一緒に戻ることだろうね」と母国アルゼンチンのラジオ局のインタビューでその願望を明かしていた。

一方、キケ・セティエン氏が今年8月にバルセロナ監督を解任された際、メッシがクラブにポチェッティーノ氏の新監督就任を勧めたものの、最終的にポチェッティーノ氏自身がバルセロナからのオファーを断ったという経緯もある。

バルセロナとの契約が半年を切るメッシは、1月より他クラブとの交渉ができるようになるため、その動向が注目される。

(高橋智行通信員)