元女子イングランド代表FWでテレビ解説者のカレン・カーニー氏(33)が自身のツイッターアカウントを削除した。

同氏は、リーズが5-0でウェストブロミッジに大勝した29日の試合をアマゾン・プライムの放送で解説。リーズのアップテンポなプレースタイルがシーズン終盤での息切れをもたらすと懸念し、「どんな相手にも走り勝つところは称賛に値する。1つだけ懸念しているのは、ここ何シーズンかのように、最後に力尽きてしまわないかということ」と話した。

さらに続けて「実際、彼らが昨季2部から昇格できたのはコロナウイルスによる部分もあったと思う。リーグが中断して、休む時間が生まれたから」と説明した。

これにリーズ関係者が反発。ラドリザーニ会長は「まったく必要のないコメントで、我々のクラブへの敬意を欠く」と不快感をあらわにし、リーズ公式ツイッターもカーニー氏のコメントの映像とともに「コロナのおかげで昇格? 勝ち点10差で優勝」と記して、実力で昇格を勝ち取ったことをアピールした。

このような流れの中で、カーニー氏のツイッターアカウントに罵詈(ばり)雑言が殺到。アカウント閉鎖に追い込まれたもようだ。

ただ選手や関係者などからリーズ公式アカウントへの批判も起こっており、チェルシーの女子チームに所属するベサニー・イングランドは「(リーズのツイートは)ひどい行為。自分の仕事をしただけの彼女をネット上でいじめて、ネットでの虐待のきっかけをつくってしまった」と非難した。

米国女子代表FWメーガン・ラピノーも「本当に恥ずかしい。カレン・カーニーにつきまとわないで。彼女は国の宝よ」などと同氏を擁護した。