今季の出場機会が少ないノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)がレアル・マドリードに、期限付き移籍の希望を伝えたとスペイン紙マルカ電子版が19日に報じている。

同紙によると、20日にアウェーで行われるスペイン国王杯3回戦アルコジャノ戦の招集メンバー20人の中に入ることができなかったウーデゴールは、出場機会の少なさを理由に、今冬の移籍市場での他クラブへの期限付き移籍をクラブに求めたとのことだ。

ジダン監督はクラブが新型コロナウイルスの影響を財政面に大きく受けていることを考慮し、新たな補強を求めず、ウーデゴールを予定よりも1年早め、レアル・ソシエダードから連れ戻した。しかし度重なるフィジカル面の問題および35歳のモドリッチがパフォーマンスを復活させたことが、ウーデゴールの出場を妨げることになった。

実際、ウーデゴールの今季ここまでの成績は公式戦9試合通算367分間の出場、0得点0アシストと低調な結果になっている。さらに故障から復帰後の公式戦6試合で与えられた出番はわずか1試合5分間のみと非常に少なく、現在置かれている状況に満足していないという。

ジダン監督はMF陣がウーデゴールを含めても5選手しかおらず選手層が薄いため、残留を望んでいるとのことだが、同紙はすべての状況を考慮した場合、ウーデゴールの期限付き移籍を受け入れるべきだと伝えている。

現在、ウーデゴールの動向を追うクラブが多数ある中、マルカ紙は昨季所属し素晴らしいパフォーマンスを披露したレアル・ソシエダードが期限付き移籍の有力候補と見ており、すでに交渉が始まっていると報じている。

(高橋智行通信員)