かつて森本貴幸が所属し、現在はイタリア3部に所属しているノバラのマルチェロ・チャンチ会長が辞任した。米ヤフー電子版がガゼッタ・デロ・スポルト紙の情報をもとに報じた。

警察が、運転中の同会長に職務質問をしようとしたところ、挙動不審な様子だったために車内を捜索。すると20万ユーロ(約2500万円)の現金が詰まったかばんが発見された。チャンチ会長は多額の現金を所持している理由を説明しなかったという。

19年から同職にあったチャンチ氏は、この件があった直後、ノバラに辞任を申し入れた。クラブは「会長の辞任は現金が発見された件とは無関係」などと声明を発表したが、イタリアサッカー界では長い間、財政面での不祥事や不正が続いており、真相解明が待たれる。