レアル・マドリードは現在、スペイン代表DFセルヒオラモスが今年6月30日で切れる契約の延長を行わなかった場合を考慮し、ハイパフォーマンスが保証できる新たなセンターバックを探している。

そんな中、Rマドリードがブラガ(ポルトガル)でプレーするポルトガル人DFダビド・カルモ(21)に興味を示していると、スペイン紙アス電子版が16日に伝えた。

カルモの契約は25年まで残っており、契約解除金は4000万ユーロ(約50億円)に設定されている。身長1メートル96センチと長身で、強靭なフィジカルを備えており、ブラガでこれまでリーグ戦30試合、欧州リーグ6試合に出場。世代別のポルトガル代表にも選出されている。

カルモは今冬の移籍市場最終日、負傷中のファンダイクの穴を埋めるため、リバプールへの移籍が間近に迫っていた。しかしブラガが2500万ユーロ(約31億2500万円)の強制買い取りオプションが付いた期限付き移籍手数料400万ユーロ(約5億円)を求めた一方、リバプールは2000万ユーロ(約25億円)しか出さないと伝えたため、実現しなかったという。

その他ローマが昨夏、1800万ユーロ(約22億5000万円)のオファーを出しており、興味を持つクラブとしてマンチェスター・ユナイテッドの名前も挙がっている。しかし同紙は、もしRマドリードが移籍金約2500万ユーロ(約31億2500万円)と推測されるカルモ獲得に本腰を入れた場合、両クラブの会長が良好な関係を保っているため、ブラガがRマドリードへの売却を最優先すると伝えている。(高橋智行)