バルセロナが来季に向けて新たなFWを探しており、レアル・ソシエダードに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク(21)に興味を持っていると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が22日に報じた。

バルセロナは現在、新会長選挙の開催を待ちつつ、得点力のあるFW獲得の仕事に取り組んでおり、その候補にリヨンのオランダ代表FWメンフィス・デパイが挙がる他、最近ではドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの名前が聞こえ出している。しかしクラブの財政状況を考慮すると、獲得は非常に困難だとみられている。

そんな中、同紙は米ESPNの情報を元に、バルセロナが新たな選択肢として、Rソシエダードで急成長を遂げているイサクに興味を持っており、昨年10月からその動向に注目していると伝えた。

しかしバルセロナがイサクとの契約を望む場合、大きな障害があると同紙は指摘している。それはイサクが2019年夏にRソシエダードへ移籍した際、所属元のドルトムントが3000万ユーロ(約37億5000万円)の買い戻しオプションを保有していることであり、バルセロナにとってハーランド同様に獲得が難しいことを強調している。

イサクは前節アラベス戦でハットトリックを記録し、リーグ戦6試合連続得点中と、特に勢いに乗っている選手のひとり。今季のリーグ戦成績は20試合出場、12得点2アシストでチーム得点王となり、スペイン代表FWミケル・オヤルサバルとともに、リーグ戦で5位につけるRソシエダードの攻撃の柱となっている。(高橋智行通信員)