首位アトレチコ・マドリードは7日、ホームのワンダ・メトロポリターノに3位レアル・マドリードを迎える。この278回目のマドリードダービーの結果が今後のリーグ優勝争いに大きな影響を与えることになる。スペイン紙アスは近年の両クラブの補強額を比較している。

同紙はRマドリードのここ5シーズンの補強総額が5億5850万ユーロ(約726億500万円)であるのに対し、Aマドリードが6億8250万ユーロ(約887億2500万円)で、1億2400万ユーロ(約161億2000万円)上回っていると伝えた。

Aマドリードは16-17年シーズンにガメイロ、ガイタンなどの獲得に7880万ユーロ(約102億4400万円)を費やした。

そして、17-18年シーズンはジエゴ・コスタ、ビトロに9560万ユーロ(約124億2800万円)、18-19年シーズンはレマル、モラタなどに2億1450万ユーロ(約278億8500万円)。

昨季はジョアン・フェリックス、トリッピアーらに2億4810万ユーロ(約322億5300万円)、今季はカラスコ、コンドグビアなどに4550万ユーロ(約59億1500万円)を投資している。

一方、Rマドリードは16-17年シーズン、モラタ獲得に3000万ユーロ(約39億円)を支払った。

続いて、17-18年シーズンはテオ、セバージョスに4050万ユーロ(約52億6500万円)、18-19年シーズンはビニシウス、クルトワなどに1億5750万ユーロ(約204億7500万円)。

昨季はアザール、ヨビッチなどに3億3050万ユーロ(約429億6500万円)を投資。一方、今季は新型コロナウイルスの影響を財政面に大きく受けているため、夏冬通じてひとりも補強していない。

またここ5シーズン中、両クラブが最も高額で獲得した選手はそれぞれ、Aマドリードがジョアン・フェリックスで1億2700万ユーロ(約165億1000万円)、Rマドリードがアザールで1億ユーロ(約130億円)となっている。(高橋智行通信員)