ヘタフェは13日、スペインリーグ第27節で首位アトレチコ・マドリードをホームに迎える。この一戦に向け、日本代表MF久保建英(19)が6試合連続でベンチスタートになると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が12日に報じている。

その理由として、久保よりもはるかにクオリティーの低いニョムにレギュラーの座を閉ざされているためと伝えている。

同紙は「ニョムはゲームの流れを読む力やキック力で劣り、クロスの精度が低く、時折ボールコントロールの悪さがあり、全体的に比較すると、ほとんどすべての面で久保よりもポイントが低い」と分析したものの、「アルフォンソ・ペレスで開催されるAマドリード戦ではニョムが先発出場するだろう」と予想した。

その理由について、「ニョムには久保を上回る3つの資質がある。1つ目はボルダラス監督の絶対的な信頼を得ていること、2つ目は上回ることがほとんど不可能な犠牲心を備えていること、3つ目は久保にはない悪党になれる要素を持ち、対戦相手を動揺させられる長所があること」と説明している。

さらに、「Aマドリードと対戦するために、ボルダラスは魔法よりも筋肉を必要とする可能性が高い」ため、フィジカル面の強いニョムを再び起用するとも伝えている。(高橋智行通信員)