韓国2部の忠南牙山に加入したMF道渕諒平(26)がホームでの釜山戦で、移籍後初ゴール含む衝撃の2得点で、チームの今季初勝利に大きく貢献した。

道渕は知人女性への暴行問題が昨年10月に、写真週刊誌フラッシュの報道で発覚。同誌の発売当日に、ベガルタ仙台を契約解除となった。

今年2月に忠南加入。背番号17、登録名は「諒平」で、新天地での新たなスタートを切っていた。

1-0の前半42分、左サイド深くからのパスに、中央のスペースに走り込んで右足で蹴り込んだ。後半38分に味方が得たPKを蹴り込んで2点目。4-0とし、大勝へと導いた。

道渕は甲府時代の2017年にも別の知人女性を殴るなどの暴行容疑で逮捕されており、忠南は獲得時に「選手本人も、過去の過ちを反省し模範になるように努力する」と表明していた。

加入発表から1カ月弱、ピッチ上での圧倒的な活躍ぶりに、クラブ公式サイトは「忠南牙山がなぜ、諒平を迎え入れたのかを証明した」と伝えた。

さらに、パク・ドンヒョク監督の「諒平の未来への道筋をつけてあげたい。試合では、マルチゴールで大きく貢献してくれた」とのコメントも紹介している。