元イングランド代表MFデービッド・ベッカム氏(45)が共同オーナーを務める米MLSインテル・マイアミが選手獲得時に違反を犯していたと、リーグが認定した。

20年夏にフランス代表MFブレーズ・マチュイディ(34)を獲得した際、MLSの規定以上の移籍金が支払われたというもの。MLSはチームに3人まで特別指定選手(その選手の年俸、移籍金がチームのサラリーキャップに含まれない)を認めているが、マチュイディも含めてインテル・マイアミには事実上4人の特別指定選手がいたとみなされた。クラブに対する処分は後日、決定される。

インテル・マイアミは特別指定選手の1人だったアルゼンチン人MFペジェグリーニを傘下のフォートローダーデール(3部相当)に所属させ、現在はマチュイディ、元アルゼンチン代表FWイグアイン、メキシコ代表MFピサーロの3人が同指定となっている。

特別指定選手制度は別名「ベッカム・ルール」と呼ばれ、ベッカム氏が07年にLAギャラクシーに移籍した際、初めて適用された。