ドイツ・ブンデスリーガのホームページで、日本代表MF遠藤航(28)が26日までに「デュエル(1対1の勝利数)」の項目でリーグ1位に輝いている。

ホームページでは、得点ランク1位のバイエルン・ミュンヘンFWレバンドフスキ、アシストランク1位のバイエルン・ミュンヘンFWトーマス・ミュラー、最高速度1位のドルトムントFWハーランドら、そうそうたる顔ぶれと肩を並べての掲載だ。

遠藤の活躍は、日本人選手が世界のトップレベルのリーグでも1対1の局面で相手を上回れることを示してくれている。3月の日本代表での活動の際、遠藤はデュエル勝利数についてこのように話していた。

「1人で(ボールを)奪えているように見えて、意外と味方のプレスのかけ方、相手の立ち位置をすごく個人的に気にしている。その結果、自分の所で奪えている感覚。前よりも、寄せる距離で、相手からしたらプレッシャーを感じるぐらい寄せられている感覚はある。そこは一つ変わった部分。あとは、相手の立ち位置、ボールの持ち方を見ておくことも大事。クレバーさになるんですけど、そこが1番大事なポイントだと思っています」。

ボールを奪うときは、相手の態勢や相手と味方の立ち位置を瞬時に判断しているのだ。遠藤が「クレバーさ」と表現したように、体と体のぶつかり合いではなく、頭を使って駆け引きしていることが伝わってくる。サッカーの試合では、得点やアシストした選手がフォーカスされがちだ。それだけに、遠藤は「僕みたいな守備的MFがもっと注目されるようになりたいし、ブンデスでデュエル1位と取り上げてもらえるのはうれしいこと」と話す。ちなみに、ビーレフェルトMF堂安律もブンデスリーガのスタッツ(STATS)で「デュエル勝利数」の8位にランクインしている。これからの日本代表を背負っていくサッカー少年たちに、夢を与える活躍に違いない。【岩田千代巳】