ウェールズ代表の主将として今月始まる欧州選手権に臨むFWギャレス・ベール(31=トットナム)が、同選手権後に引退するという一部報道を否定しなかった。英ガーディアン電子版が報じた。

ベールについてはスペイン国内の一部メディアが大会後の引退の可能性について言及。ベールの代理人であるジョナサン・バーネット氏は「ごみのような報道だ」と非難していた。

だがガーディアン電子版によると、ベール本人は「僕がああする、こうするっていろいろ書かれているけど、自分が何か言うことで混乱や騒ぎ、動揺をもたらしたくない。ユーロ(欧州選手権)に集中したいんだ。大会が終わったら、落ち着いてどうしたいのかを考えるつもりだ」と説明。引退報道を否定しないのか? と聞かれると「それも今言いたくないことの1つだ。ユーロで自分のすべてを出し切って、その後どうしたいのか考える」と繰り返したという。

今季期限付きでトットナムでプレーしたベールは、所属元のレアル・マドリードと来季まで週給60万ポンド(約9480万円)の契約を残している。引退か、レアル・マドリードにとどまるか、今季と同様に別のクラブでプレーするか。去就が注目されている。