優勝候補の一角ベルギーが“敵地”でロシアを3-0で下した。司令塔デブルイネが不在ながらも、終始優勢に試合を進め、FIFAランク1位の貫禄を見せた。

先制点は前半10分にルカクが決めた。右後方からのメルテンスのロングパスが、対応しようとした相手DFに当たってこぼれ、これを拾って左足でゴール右隅に蹴り込んだ。同18分にもルカクがドリブルでゴール前に迫ってデンドンケルにラストパスも、シュートはバーを大きく越えた。同21分、至近距離からのT・アザールのシュートはGKにはね返された。

同25分ごろにアクシデント。ベルギーのカスターニュとロシアのクジャエフが競り合いで激突して倒れ込み、両者とも交代を強いられた。

ベルギーは代わって入ったムニエが同34分に追加点を奪う。T・アザールからの左クロスをGKがはじいたところを蹴り込んだ。

ロシアは同38分にFKにジューバが頭で合わすも、得点ならず。同43分にはジルコフが負傷交代と想定外のことが続く。後半13分にはジューバがゴール前に迫り、地元ファンが大きく沸いたが、シュートには至らなかった。

ベルギーはその後、E・アザールの“調整”を含めた選手交代を重ね、試合を進めた。同31分からは神戸DFフェルメーレンも出場した。同43分にはムニエのスルーパスに抜け出したルカクがダメ押し弾を決めた。

ベルギーはボール支配率62%、シュート9本うち枠内4本(ロシアは5本同1本)だった。