デンマーク代表GKカスパー・シュマイケル(34=レスター)が「残りの欧州選手権の試合をエリクセンのために戦う」と誓った。英ガーディアン電子版が報じた。

シュマイケルは、12日の欧州選手権フィンランド戦で試合中に意識を失って倒れ、現在コペンハーゲン市内の病院に入院中のMFクリスティアン・エリクセン(29=インテル・ミラノ)と面会。「クリスティアンがほほ笑んだり、笑ったり、いつもの彼でいて、そこに彼の存在が感じられるのは本当に最高だ。面会は素晴らしい経験だったし、僕の方がすごく元気づけられた気がする」と話した。

そして同GKは「僕たちはまだ欧州選手権の試合が残っている。クリスティアンと、あの状況で無力感にさいなまれていた僕らに寄り添ってくれたファン、みんなに勝利を届けられるかトライしなければならない。僕らの団結力は間違いなく強固になっているし、ピッチ上で何か特別なことができると思う」と話した。

デンマークは17日にFIFAランキング1位のベルギー、21日にはロシアと戦う。同僚のMFピエール・エミール・ホイビュア(25=トットナム)も「僕ら全員でクリスティアンのためにプレーする。間違いない」と力を込めた。