スペイン紙マルカ電子版は14日、今季ビリャレアルとヘタフェでプレーした日本代表MF久保建英(20)が来季も期限付き移籍でレアル・マドリードから出される予定だと報じた。

同紙は「アンチェロッティ監督が就任したレアル・マドリードで、20歳のアタッカーは居場所がないままだ」と強調。再びスペインリーグのチームに期限付き移籍で所属することになると伝えた。移籍先候補としてマジョルカ、エスパニョール、ベティスの3チームを挙げている。

マジョルカは久保がスペイン初年度に所属したチームで、今季スペイン2部で2位になり、わずか1年で1部復帰を果たした。「久保にとって所属時の素晴らしい思い出があり、最も魅力的な選択肢になるだろう」と分析している。

エスパニョールは久保のマジョルカ時代の指揮官ビセンテ・モレノ監督が率いるチームで、今季2部優勝を成し遂げ、マジョルカ同様、わずか1年で1部に戻ってきた。

今季スペインリーグを6位で終えたベティスは来季、欧州リーグに参加する。久保にとってベストのチームになると見られている一方で「おそらく最も出場時間の少ないチームになるだろう」(マルカ紙)という。

3チームの他、メディアではグラナダの名前も報じられている。(高橋智行通信員)