今季セリエAを制したインテル・ミラノが今夏の移籍市場で、スペイン代表の一員として現在開催中の欧州選手権に参加しているバルセロナDFジョルディ・アルバ(32)の獲得に動くことを決断したと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が23日に報じている。

同紙はインテル・ミラノがジョルディ・アルバ獲得を目指す理由について、深刻な問題を抱えている左サイドバックを補強し、来季の欧州チャンピオンズリーグに万全の状態で臨むためと説明。先日アシュリー・ヤングがアストンビラに移籍したため、同ポジションは35歳のアレクサンダル・コラロフのみと手薄になっている。

インテル・ミラノはバルセロナ同様に経済的に余裕がないため、トレードをベースにしたオファーを出す予定であり、すでにジョルディ・アルバの状況を探るため、バルセロナとコンタクトを取っているとのこと。

ジョルディ・アルバのバルセロナとの契約は2024年6月30日で残っており、今季もロナルド・クーマン監督指揮下でレギュラーだった。しかしバルセロナが給与総額を調整する必要があり、ベテラン選手たちに対して給与カットを強く求めているため、インテル・ミラノはその状況を生かし、来季入団に向けて説得に動くことを決定したと同紙は伝えている。

同紙がウェブサイト上で「ジョルディ・アルバをインテル・ミラノに売却すべきか?」というアンケートを実施したところ、約69%の人々が「はい」と答えていた(全回答約1万3000人)。

(高橋智行通信員)