バルセロナとの契約が残り1週間を切る中、現在、南米選手権に参加中のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが24日に34歳の誕生日を迎えた。これを受けてスペイン紙スポルト電子版が同日、メッシがこれまでに築き上げてきた記録を振り返っている。

メッシは04-05年シーズンにバルセロナで公式戦デビューを果たし、今季で17シーズン目を終了した。その間、クラブと代表で公式戦通算925試合(バルセロナ778試合、アルゼンチン代表147試合)に出場し、745得点(バルセロナ672得点、アルゼンチン代表73得点)、311アシスト(バルセロナ268アシスト、アルゼンチン代表43アシスト)を記録し、35タイトル(全てバルセロナ)を獲得している。

この中でバルセロナでの672得点というのは、ペレを抜き同一クラブでの世界最多得点記録であり、バルセロナでの公式戦778試合出場、672得点、35タイトル獲得は全てクラブ史上の最多記録である。

スペインリーグに目を向けると、メッシは11-12年シーズンに50得点を記録して1シーズンの最多得点記録保持者となり、通算474得点で最多得点選手になっている。

また2012年に91得点を記録して、クラブチームでの公式戦年間最多得点のギネス世界記録を樹立した他、欧州チャンピオンズリーグで通算120ゴールを決め同大会の同一クラブでの最多得点選手になっており、公式戦のクラシコ史上最多となる26得点を記録している。

同紙はまた、契約期限の6月30日が間近に迫るメッシの去就について、契約を2年間延長して2023年6月30日までバルセロナに所属した後、米MLSでプレーする選択肢があることや、クラブのアンバサダーを務める可能性があることを伝えている。(高橋智行通信員)