バレンシアが韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=20)をトレード要員として考えていると、スペイン紙アスが19日に報じた。
李康仁は今年1月にクラブオフィスを訪れ、来年6月30日で切れる契約の延長をしないと明言。以降、クラブは来夏移籍金なしで同MFを手放すことを避けるため、今夏の放出を考えている。しかし移籍市場終了まで2週間を切った今、高い利益を得ることができないと判断し、トレードの方向で動いているという。
また今季から指揮を執るボルダラス監督も、クラブがバリャドリード所属のブラジル人FWマルコス・アンドレ獲得間近のため、EU圏外枠をひとつ占めている李康仁の今夏放出を望んでいるもようだ。
李康仁の元にはいくつかオファーが届いているが、安定して試合に出場できておらず、満足いく内容のものがないという。
李康仁に興味を持っているクラブとしてグラナダとウルバーハンプトンの名前が挙がっている。バレンシアはウルバーハンプトンの東京五輪スペイン代表FWラファ・ミル獲得を目指し、今年4月に李康仁とのトレードを試みたが実現しなかった。
しかしバレンシアはまだラファ・ミルを諦めていない。ウルバーハンプトンがバレンシアのポルトガル代表MFゲデスを欲しがっているため、この交渉に李康仁が含まれる可能性がある。
李康仁は昨季、リーグ戦24試合に出場したが無得点。移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」による市場価値は昨年10月の2000万ユーロ(約26億円)から今年6月には半額の1000万ユーロ(約13億円)にまで落ちている。(高橋智行通信員)

