ウルグアイ協会は9月上旬に行われる22年W杯カタール大会南米予選の3試合(9月2日ペルー戦、同5日ボリビア戦、同9日エクアドル戦)に、FWエディンソン・カバニ(34=マンチェスター・ユナイテッド)を招集することを取りやめた。複数英メディアが報じた。

プレミアリーグのクラブは満場一致で、英国政府が定めるレッドリスト国(コロナウイルスがまん延しており、帰国時に10日間の隔離があるなど、厳しいルールが設定されている国)で試合がある所属選手については、代表から招集されても応じないことを決めている。ただクラブ側の意向に反し、各国協会の中には依然として選手を招集しようとしている協会もある。

ウルグアイ代表は、同国で2試合、ペルーで1試合を戦うが、両国ともに英国のレッドリスト国となっている。マンチェスターUのスールシャール監督は以前から選手たちがレッドリスト国で試合をすることに不満を訴えており、ウルグアイ協会はカバニを無理やり招集すべきではないと判断したもようだ。

一方、現在プレミアリーグ首位に立っているトットナムでは、アルゼンチン代表MFロチェルソ、同DFクリスティアン・ロメロが現時点では代表チームに合流する予定。アルゼンチンは9月5日に、南米選手権決勝でも戦った宿敵ブラジルとの一戦を控えており、何としてもベストメンバーで臨みたいもようだ。