29日にバレンシアを退団した韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=20)のマジョルカ入団が30日に決定すると、スペイン紙アスが同日に伝えた。

30日にメディカルチェックを受け、契約書にサインをする予定だという。契約は25年までの4年間になる見込み。バレンシアとは契約解除で合意しているため移籍金は発生しない。

李康仁は今年1月、来年6月で切れる契約の延長オファーをバレンシアに提示されたが拒否。これによりクラブは今夏の移籍市場で放出に動いたが、李康仁は全てのオファーを断っていた。

その後、バレンシアはバリャドリードからブラジル人FWマルコス・アンドレを獲得。しかしスペインリーグに選手登録するのにEU圏外枠を空ける必要があったため、李康仁の登録を抹消し、契約を解除した。

李康仁のマジョルカ加入についてアス紙は「ソン・モッシュ(マジョルカの本拠地)でのタケ・クボとの魅力的なアジアン・コネクション」と記し、日本代表MF久保建英との共闘に期待を寄せていた。(高橋智行通信員)