マンチェスター・ユナイテッドに12年ぶりに復帰したクリスティアノ・ロナウド(36)が、ニューカッスル戦に先発フル出場で“再デビュー”。こぼれ球を押し込んだ先制点とスルーパスに抜け出して左足で決めた勝ち越しゴールで、チームを4-1の勝利に導いた。

試合後、マンチェスターUのオーレ・グンナー・スールシャール監督(48)は、前日10日の夜にチーム宿舎ホテルでロナウドがみんなの前であいさつをしたと説明。「全員が彼の名前を知っていたわけではなかったが(笑い)、今はみんなが彼が誰か分かったと思う」とジョークを飛ばして、ロナウドのことをたたえた。

同監督の口からは「ワクワクするような雰囲気がずっとクラブの周りに漂っていて、サポーターたちもこの10日間、すごく楽しんでいたと思う。たくさんの期待が集まり、彼はそれに見事に応えた」

「クリスティアノはみんなのレベルを上げるんだ。自分自身に要求し、チームメートに要求し、我々に要求する。だから彼はこれまでも素晴らしい活躍ができてきた」

「彼は進化した。このチームを去った時とは違うタイプの選手になったが、依然として容赦なく、冷静な点取り屋だ」

「彼にはチャンスへの嗅覚がある。いつペナルティーエリアに進入すればいいかとか。すごく成熟したプレーを見せたし、効果的なフットボールだった」などと、ロナウドをたたえる言葉があふれ出た。