引き分けに終わったリバプールのユルゲン・クロップ監督(54)が試合中にDFファンダイクを激しく叱責(しっせき)したことについて「普通のことだ」と話した。英デーリーメール電子版が報じた。

リバプールは前半24分までにヘンダーソンとマネのゴールで簡単に2点をリード。だが前半終了間際に1点を返されると、後半20分にはかつてリバプールに所属していたMFララーナのアシストからFWトロサールに同点ゴールを決められた。

クロップ監督は劣勢に回った後半、タッチラインからファンダイクに向かって何度か厳しい言葉を投げかけた。そして終了後にも強い口調で2人で何事かを言い合った。

同監督は試合後の会見でそれについて聞かれると「相手のボール保持者にプレッシャーをかけられないと、最終ラインを高く保てない。だからラインが下がってきてしまう。我々には明確なルールがある。あの時はフィルジル(ファンダイク)が相手MFマーチに対して、距離を取りすぎていたから」などと叱責(しっせき)の理由を説明。その上で試合終了後の2人のやりとりも含めて「それはコーチと選手の普通の会話だ」と、なんでもないことを強調した。