財政難のバルセロナが、オランダ代表MFフレンキー・デヨング(24)の売却を真剣に検討していると、スペインのサッカー番組エル・チリンギート・デ・フゴネスが16日に報じている。

バルセロナは2019年1月(※加入は同年7月)にデ・ヨングをアヤックスから移籍金7500万ユーロ(約97億5000万円)プラス出来高払いの1100万ユーロ(約14億3000万円)で獲得。しかし今季はその金額に見合ったパフォーマンスを見せることができておらず、ガビやニコなどの若手選手の台頭があったため、クラブはチームで最も市場価値の高いF・デヨングの放出を考えているとのことだ。

ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によるF・デヨングの市場価値は9000万ユーロ(約117億円)で、8000万ユーロ(約104億円)のペドリ(バルセロナ)やマルコス・ジョレンテ(アトレチコ・マドリード)を上回り、スペインリーグで最も高い。そのためクラブはF・デヨング売却により、莫大(ばくだい)な収入を得ることができると見込んでいると同メディアは伝えている。

(高橋智行通信員)