レアル・マドリードがフランス代表FWベンゼマの2ゴールで、ビルバオとの年内最終戦に勝利。試合後、アンチェロッティ監督は不調が続いていたベルギー代表FWアザールについて「復活した」と強調した。

Rマドリードは新型コロナウイルスのまん延などで多くの選手を欠く中、2-1で勝利。消化試合は1試合多いものの2位セビリアに勝ち点8差をつけ、21年を締めくくった。

アンチェロッティ監督は、2戦連続で先発したアザールについて「彼はもちろんこのチームの力になる。これまでフィジカル面に疑問を持たれていたのは事実だが、今日は素晴らしいパフォーマンスを発揮し、戦い、前線でさまざまなことにトライした。彼は復活した」と、調子を取り戻したことを強調した。

リーグ戦半分の19試合を終え、2位に勝ち点8差をつけて首位を走る。同監督は「我々はここまで順調にやってきたが、評価はシーズンの終わりに下さなければいけない。優勝がこのクラブの求めるものなので、シーズン終了まで待つ必要がある」と話した。

Rマドリードはクリスマス休暇を5日間取り、28日からシーズン後半戦に向けた練習を開始。来年1月2日のヘタフェ戦が新年初戦となる。(高橋智行通信員)