シンガポール・サッカー協会は28日、同国代表の吉田達磨監督(47)が協会と相互の同意のもと、12月31日付で退任すると発表した。

Jリーグ柏レイソル、アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府の指揮官を歴任した吉田監督は19年6月からシンガポール代表を指揮。今年に入って契約を2年延長していた。

同協会は、吉田監督が日本で家族と一緒に過ごすために帰国すると説明。2-4で敗れた12月25日の東南アジア選手権準決勝第2戦インドネシア戦がシンガポール代表を率いての最後の試合となった。

吉田監督はシンガポール協会を通じ「ここ2年間はコロナ禍での渡航制限もあり、自分と家族にとって簡単なものではありませんでした」「日本の家族のもとに戻ることになりますが、『第2の家族』を残して日本に帰るのは非常につらいものがあります」「プレーの基礎を築き、国際試合で戦うための情熱を植え付けることができたと思っています。ライオンズ(シンガポール代表)がこの旅路を続け、さらなる成功を勝ち取ることができると確信しています」などとコメントした。