バルセロナのフランス代表FWウスマン・デンベレ(24)が、パリ・サンジェルマンと入団交渉を開始したとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が30日に報じた。

バルセロナとデンベレの契約は来年6月30日で切れる。クラブとデンベレ側は契約延長交渉を行ってきたが、代理人が高額な年俸を要求しているため合意できていない。

デンベレ側は同FWのポテンシャルを最大限発揮するには移籍が最良の手段だと考えており、パリSGとの交渉が開始されたもようだ。

ムンド・デポルティボ紙は「デンベレがスペインのライフスタイルおよびバルセロナに全く適応できていないことは長年にわたり明らかになっている」と指摘し「彼の才能、若さ、フランス人であることを考慮すると、パリSGのプランに完全にフィットでき、非常に良い移籍になると考えられる」とみている。

現在、デンベレは新型コロナウイルスに感染し、自宅で隔離中。今季もけがに悩まされ、リーグ戦5試合で0得点2アシストと不本意な成績にとどまっている。(高橋智行通信員)