アーナセルの日本代表DF冨安健洋(23)を地元メディアは高く評価した。

試合はアーセナルが微妙な判定にも泣いて、22年初戦を白星で飾ることはできなかった。

アーセナルは前半31分にFWサカのゴールで先制。しかし後半立ち上がりにMFジャカが相手MFベルナルド・シウバを倒し、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の末にPKを献上。これを決められて同点とされると、直後にDFガブリエウが相手FWガブリエウジェズスと接触してイエローカードをもらい退場となった。

1人少なくなったアーセナルは後半ロスタイムに相手の右クロスからの流れで決勝ゴールを押し込まれ、土壇場で勝ち点1を失った。

それでも、新型コロナウイルスに感染し、12月26日ノリッジ戦を欠場していた冨安はプレミアリーグ2試合ぶり、公式戦3試合ぶりのスタメンで好プレーを披露。相手FWスターリングをほぼ完璧に封じるなど、首位チームとの大接戦の中で輝いた。

英イブニング・スタンダード電子版は冨安にサカ、トーマス、ホワイトと並んでチーム最高タイとなる8点をつけ「夏の加入以降、アーセナル守備陣の重要な一員となった。試合を通じてスターリングを静かにさせた」と評した。

またインディペンデント電子版はトーマス、サカ、ラカゼットにチーム最高の8点をつけ、冨安にはそれに次ぐ7点を与えた。寸評では「普段どおり、とても堅実な守備。前半に何度かスターリング、デブルイネを止めた」と記した。