マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(36)が、来季の監督次第で退団する可能性があると、英ミラー電子版が6日報じた。

チームは現在、ラルフ・ラングニック暫定監督(63)が指揮しているが、3日のウルバーハンプトン戦に0-1で敗れ、就任後初黒星を喫した。現在クラブの雰囲気は良くなく、選手の間でいくつか派閥ができてしまっているもよう。リンガード、ファンデベーク、バイリー、ヘンダーソンら11人はラングニック暫定監督から十分なプレー機会を与えられず、退団を検討中だという。

今季公式戦21戦で14ゴールをマークしているロナウドも同暫定監督が来季正式監督に就任することを好ましく思っておらず、そうなった場合には退団する用意があるという。

ラングニック暫定監督は昨年11月に就任。契約は今季終了までで、来季はアドバイザー的な役割でチームに残り、後任監督の選定にも関わる見通し。ただ適任者がいない場合、クラブに自分を推薦すると明言しており、ラングニック暫定監督が来季正式監督になる可能性もある。

マンチェスターUではエド・ウッドワードCEOが退任し、2月1日付でリチャード・アーノルド氏がマーケティング・ディレクターから昇格してCEOに就任する。パリ・サンジェルマンのポチェッティーノ監督、アヤックス・テンハグ監督、レスター・ロジャーズ監督ら候補者の中から来季正式監督を決める作業は、新CEOにとっても難しい仕事になりそうだ。