MF久保建英(20)が所属するマジョルカが今冬、3選手の獲得を目指しているが、いまだ誰とも契約できていないとマジョルカの地元紙ウルティマ・オラが19日に報じている。

マジョルカは今冬GK、DF、FWの3ポジションの補強を目標に掲げている。しかし移籍市場終了まで2週間を切る中、ラゴ・ジュニオル、フェバス、サストレの3人を期限付き移籍で出したのみで、1人も獲得できていない。

マジョルカの求める条件は、スペインリーグで経験豊富な即戦力になれる選手だと同紙は伝えている。

マノーロ・レイナのミスが目立つGKに関しては、パリ・サンジェルマンのスペイン人GKセルヒオ・リコを最有力候補に挙げ、現時点で最も交渉が進んでいるものの、高額な給与面がネックとなっており実現できていないとのことだ。

今季加入したフェル・ニーニョやホッペが期待に応えられていないFWに関しては、昨季に久保、ジャウメ・コスタ、フェル・ニーニョのチームメートだった、ビリャレアルのスペイン人FWパコ・アルカセルが候補に挙がっている。セルヒオ・リコ同様、金銭面が大きな障害となっているため、クラブは期限付き移籍での獲得を目指しているという。

ライージョがシーズン序盤から負傷欠場し、サストレがチームを離れたDFには、安定性を欠くため補強が必要になっているが、具体的な名前が出ていない。クラブはセンターバックとサイドバックの両ポジションを兼任できる選手を求めていると、同紙は伝えている。(高橋智行通信員)