マジョルカのハビエル・アギーレ監督(63)が、強豪アトレティコ・マドリード戦の先発メンバーから日本代表MF久保建英(20)を外した理由について「全く気に入らなかった」ためだと明かした。

マジョルカは9日にホームで行われたスペインリーグ第31節アトレチコ・マドリード戦に1-0で勝利し8試合ぶりに白星を挙げた。久保は後半9分から途中出場。試合後、アギーレ監督が記者会見に出席し、久保を先発起用しなかった理由について次のように語っていた。

「タケは今週ずっとレギュラーとして練習してきたが、私は全く気に入らなかったんだ。そのため彼をそのメンバーから外し理由を説明した。先発メンバーを決める練習で出来が悪かったことを除き、彼はレギュラーに値していた。しかし私はあの時、全く彼のことを気に入っていなかった。無気力で冷めていて、自分の居場所を見つけられずにいたからね。私は監督としての感覚で決断を下す必要があり、李康仁(イ・ガンイン)を選択したんだ」と説明した。

続けて、「しかしタケは今週ずっと先発メンバーに入っていたので大きな意欲があった。今日はそのことを示してくれたし、あのようにプレーすることはチームにとって非常に素晴らしいことだ。今日のタケはベストだった。守備に励み、シュートを打ち、相手と競っていた。私は彼にとても満足しているよ」と納得いくパフォーマンスだったことを強調した。(高橋智行通信員)