両ふくらはぎを痛めて離脱していたアーセナルDF冨安健洋(23)がマンチェスター・ユナイテッド戦で、1月20日のイングランド・リーグ杯準決勝リバプール戦以来となる戦列復帰を果たした。

3-1とリードした後半ロスタイム1分、冨安がピッチに登場するとスタンドからは大歓声が起きた。

冨安はセドリックに代わって3-4-2-1システムの右ウイングバックとしてプレー。右サイドをドリブルで駆け上がり、ファウルで同DFを止めたマンチェスターU・ロナウドがイエローカードをもらうシーンもあった。

アーセナルはそのまま3-1で勝利。勝ち点を60とし、来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権のある4位に浮上した。

アルテタ監督は試合後、冨安を最後に起用したことについて「トミはここ数カ月、難しい期間を過ごしてきた。でも彼が毎日トレーニングし、どうやって戻ってきたか、どれだけ戦列復帰することに興奮しているのか、(復帰までに)どれだけの時間を費やしたかを考えたら、本当にあれ(ファンの大歓迎)がふさわしいと思う。我々もあの起用がトミにとって正しいことだと信じている」と話した。